こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。
 
昨日、第2回日本アライナー矯正歯科研究会に参加しました。
 
昨年の第1回大会と同じ東京大学内の伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホールでの開催でした。
 
本研究会で扱うアライナーはインビザラインに限定されていませんが、ほぼインビザラインを用いた症例発表会といってよいでしょう。
(*「インビザライン」とは「マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置」の1つです。)
 
インビザライン治療はワイヤー矯正による治療と比べると、歴史が断然に浅いです。
 
残念ながら現在、インビザラインで治療可能な症例もあれば、そうでない症例もあります
 
そのため、多くの症例を見てきた我々矯正医による症例選択が重要となってくるのです
 
また、歴史が浅いだけに他の先生の症例を見ることは非常に良い機会なのです。
 
 
今回の学会での収穫は主に2つです。

 
1つ目は、香港・タイでインビザライン治療されている先生の症例を見ることが出来たことです。
 
なぜなら、香港・タイは日本人と同じアジア人だからです。

欧米人とアジア人の症例を比べると、アジア人の症例の方が重度のスペース不足を伴うことが多いのです。
 
インビザラインで散見する症例の多くは比較的軽度の欧米人症例が多いのが実情です。
 
その点、香港やタイの症例は日本人と類似する部分が多いため、非常に参考になるということです。
(欧米の軽度症例は参考になりません!!)
 
2つ目は「より戦力的なインビザライン治療を行うためには口腔内スキャナiTeroが欠かせない」という発表です。
 
本院でもいち早く導入しましたが、確かに賛同できる内容でした。
 
導入コストが大きいため、日本ではいまだに爆発的な普及が起きていない「iTero(アイテロ)」。
(アメリカでは爆発的に普及しました。)
 
iTeroの有用性は日本人の誰もが認めるところです。
 
さらなる発展のためにも、もっと多くの矯正医に導入していただきたいと思っています
 
来年の日本アライナー矯正歯科研究会も本日と同じ場所で開催予定です。
 
もちろん、参加する予定でいます。

 

 
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投稿日:2015年12月4日  カテゴリー:学会・セミナー
	
	
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