歯並びや咬み合わせに悪影響を与える習癖(悪習癖)


こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。

 

歯並びや咬み合わせに悪影響を与える習癖を「悪習癖」と呼びます。

 

悪習癖は不正咬合を構成する2大要因の1つ、「環境要因」に大きく関係します。

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悪習癖の代表例には、次の5つが挙げられます。

 

 

▶①指しゃぶり(吸指癖)

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小さい頃の指しゃぶりは仕方ありませんが、5歳になっても続いているようであれば、積極的にやめるための対策をお勧めします。

 

指しゃぶりを長期間していると、出っ歯や開咬になってしまいます。

 

原理はいたって簡単です。

 

下の図をご覧ください。

(ブログ) 「歯並びや咬み合わせに悪影響を与える習癖(悪習癖)」2

(ブログ) 「歯並びや咬み合わせに悪影響を与える習癖(悪習癖)」3

↓指しゃぶりをすると赤矢印の方向に力がかかります。

↓ ・前歯…外側への力がかかります。

↓     指が歯を前方へ押し出します。

↓ ・側方歯…内側へ力がかかります。

↓      指をしゃぶる吸引力が原因です。

↓       (頬粘膜からの力です。)

(ブログ) 「歯並びや咬み合わせに悪影響を与える習癖(悪習癖)」1

さきほどの赤矢印の力が歯列の形態を変化させるのです。

 

 

横からの図を見てみましょう

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(ブログ) 「歯並びや咬み合わせに悪影響を与える習癖(悪習癖)」7

 

図のように「出っ歯と開咬」の出来上がりです。

 

早い時期にこの悪習癖を改善すれば、歯列の形態も改善する可能性はありますが、年月が経ってしまうと骨格性の出っ歯と開咬になってしまいます。

 

 

 

▶②唇をかむ(咬唇癖)

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これも出っ歯の原因になります。

 

下唇が上の前歯と下の前歯の間に入ることで、上の前歯は外側に出て、下の前歯は内側に倒れてしまいます。

 

結果として、ひどい出っ歯になってしまいます。

 

 

 

▶➂爪をかむ(咬爪癖)

叢生(歯がガタガタ)や開咬の原因になります。

 

爪だけでなく、鉛筆を噛む癖も同様です。

 

最近、鉛筆を噛む子をあまり見ませんが。。。

 

 

 

▶④舌突出癖

つば(唾液)を飲み込む時、上と下の歯の間に舌を挟んで飲み込んでしまう癖です。

 

①~➂の習癖と違い、悪習癖と認識されにくい傾向があります。

 

舌の位置が悪く、正しい飲み込み(嚥下)ができていない状態です。

 

これはサルのクリック様々な不正咬合の原因となります。

 

 

 

▶⑤頬杖

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みなさん、頬杖をついたことがあると思います。

 

多少なら問題ありませんが、頬杖が習慣化している子は要注意です。

 

特に成長期、片側に持続的な力が加わると顎が曲がってくる恐れがあります。

 

いったん曲がってしまうと通常の矯正治療だけでは、治せなくなる可能性があります。

 

顔が著しく非対称になってしまった場合、外科矯正適応となります。(顎変形症)

 

 

 

▶⑥口呼吸

安静時の正しい呼吸は、口呼吸ではなく鼻呼吸です。

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口呼吸は鼻が詰まっている人、扁桃腺が腫れている人、口輪筋が弱い人によく見られます。

 

また、口腔周囲筋のバランスを崩す主な要因で、様々な不正咬合と関係しています。

 

口呼吸から鼻呼吸への切り替えは、サルのクリックMFT(口腔筋機能療法)のゴールの1つです。

 

 

 

▶まとめ

不正咬合の2大要因は「遺伝要因(顎の大きさ、歯の大きさ)」と「環境要因(悪習癖、悪い姿勢、口腔周囲筋不全)」です。

 

日本人は欧米人と比べるとただでさえ、不正咬合になりやすい遺伝要因(顎の大きさ、歯の大きさ)を持つといわれています。

 

ここに環境要因が合わされば、重篤な不正咬合と言えるでしょう。

 

悪習癖さえ改善すれば、不正咬合にならないわけではありません。

 

しかし、2大要因の1つに対する治療は歯列の長期安定という観点からいっても重要なことだといえます。

 

もし、お子さまにこのような癖があれば、早期に矯正医の相談を受けてください。

 

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