口腔内スキャナ―(iTero)とは


こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。

 

このたび本院で導入された口腔内スキャナ―(3Dスキャナー)「iTero」について、ご紹介させていただきます。

(2015年2月28日導入)

*iTero(アイテロ)は製品名です。

iTero

 

 

 

千代田区初導入!!

「iTero」は日本に10台ほどしか入ってきていない最新の機器ですが、歯科先進国であるアメリカ・ヨーロッパのトップドクターの医院では導入されている代物です。(2015年2月現在)

 

「iTero」とは何をするものかと一言でいうと、「歯の型どり」を行う用途に用いるものです。

 

これまで歯科で行われてきた「歯の型どり」は、アルジネートやシリコンといった粘土様の材料(印象材)をトレーに盛り、それを歯に圧接して硬化を待ち、硬化後歯から撤去する一連の作業が必要でした。

(参考:アルジネート印象)

↑従来の方法

 

 

「iTero」は、この型どりの常識を根底から覆した方法を取り入れたのです。

 

具体的には、印象材で歯型を採るのではなく、iTero(3Dスキャナー)で歯および歯列をスキャンニングしデータとして記録することを可能としたのです。(光学スキャンニング)

↑3Dスキャナーによるスキャンニングがよく分かる動画

 

 

 

最大のメリットは「型どりの精密さ」精密印象革命!

「iTero」のメリットは多々ありますが、一番のメリットは精密・正確な型どりができることです。

 

型どりの一番の目的は「歯および歯列の正確な再現」です。

 

それが他のどの手段よりも優れています。

 

その秘密は、印象材の変形(収縮)や石膏硬化時の変形(膨張)に悩まされることが無いスキャンニング独自の特性によるものです。

 

その特性とは「形態をそのままデータ化する」ことです。

 

データであるがゆえに変形することはありません。

 

従来のシリコン印象 iTeroスキャンニング
 従来のシリコン印象  iTeroスキャンニング

 

↑右写真の方が、より精密に形態再現されていることがわかります。

 

 

 

iTeroでインビザラインが進化

口腔内スキャナ―(3Dスキャナー)は現在数種類発売されています。

 

しかし、日本では、「iTero」のみがインビザライン製作と連携したシステム構築を取っているのです。

 

インビザラインで治療を行うならば、「iTero」を用いて型どりを行うのが最も精度の高い装置製作になるといえます。

 

実際、iTeroを導入後、装置(インビザラインのアライナー)の歯へのフィット感の違いを実感することができています。

 

しばらくは、この優位性は崩れないでしょう。

 

 

 

舌側矯正(裏側矯正、リンガル)装置製作にも活躍

精密印象を求められる装置は他にもあります。

 

そう、舌側矯正装置です。

 

口腔内スキャナ―(3Dスキャナー)を使って舌側矯正装置を製作するシステムは、まだ完成していません。

 

しかし、アソインターナショナル(矯正歯科専門技工所)の協力のもと、本院では3Dスキャナーからのデータを使って舌側矯正装置の製作を行っています

 

まだまだ一般的な方法ではありませんが、将来的に普及することでしょう。

 

 

 

模型の長期保存に向いている。

矯正治療において、歯列情報が詰まった模型(平行模型、顎態模型)は重要な資料です。

 

現在、この模型は石膏模型として保管していますが、いくつかの欠点があります。

 

一つは、破損の恐れがあることです。丁寧に扱っていても、形あるものは必ず壊れる時がやってきます。

 

もう一つは、模型自体場所を取るということです。

 

たった一年でさえ、多くの模型を製作します。

 

これが、10年、20年、30年と時を経ることにどんどん模型が増加していきます。模型が増えてくると通常、院外に仮倉庫を借り、そこに保管することになります。

 

模型も1000個を超えると管理が難しくなり、必要な時に必要な模型を用意できなくなるのです。

 

この点、3D模型であれば模型の破損の恐れはありません。複製も簡単にできます。

 

また、広い場所を必要とすることもありません。検索一つですぐに見つけ出すことが可能です。

 

必要があれば、プリントアウトすることによって実際の模型に早変わりします。

 

今はコストの問題で、気軽にプリントアウトすることはできません。

 

しかし、将来的にはコストの問題も解決するでしょう。

 

 

 

医療情報の共有がしやすくなる。

模型がデータ化されれば医療情報共有のハードルが下がります。

 

そのことにより、2つのメリットがあります。

 

一つは遠隔地ドクターと情報交換を行いやすくなることです。

 

もう一つは医療情報を集積することができ、治療法の発展につながることです。

 

これらはあくまでこの手段を使いこなせる「人」がいて初めて成り立つことですが、医療情報を共有することは大切なことだと思います。

 

 

 

嘔吐反射のある患者様への使用。

嘔吐反射とは、口の中に刺激が加わると「吐き気がする」「えずいてしまう」ことを指します。

 

嘔吐反射があると、歯科治療は非常につらいものとなるのです。

 

その最大の難関は、「歯の型どり」です。

 

しかし、矯正治療は「歯の型どり」を行わないことには始まりません。

 

正確な診断ができないのです。

 

従来法の型取りで困難を極めた患者さんも、口腔内スキャナ―(3Dスキャナー)であればある程度、負担を軽減することができます。

 

すべての嘔吐反射患者様に適用可能ではありませんが、適用範囲は確実に広がりました。

 

該当される方は是非ご相談ください。

 

 

まとめ

口腔内スキャナ―(3Dスキャナー)はあくまで道具(手段)の一つですが、使用者次第でこれまでの矯正歯科システムを大きく変える可能性を秘めています。

 

新しいものが必ずしも優れているとは思いませんが、キラリと光るものはあると思います。

 

ご興味がある方は是非ご質問ください。

 

⇒関連ブログ 「iTeroの特徴・メリット

 

 

 

 

 

 

 

 

iTero1

 

 

 

 

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