トゥースポジショナーtooth positioner、T.P.~様々な矯正装置~


こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。*tenki_01_2[1]

 

様々な矯正装置シリーズです。

 

本日は、「トゥースポジショナーtooth positioner、T.P.、ティーピー」。(以下T.P.)

 

T.P.はKeslingによって考案された可撤式装置の一種であり、マウスピースのような形態をしています。

*可撤式装置とは患者様ご自身で取り外しのできる装置を意味します。

 

 

 

柔らかい?一風変わった矯正装置です。

T.P.は高分子弾性材料でできており、弾力があり柔らかい矯正装置です。

(ブログ) 「トゥースポジショナーtooth positioner~様々な矯正装置~」

 

矯正装置はレジンや太い針金で構成されていることが多く、このT.P.はある意味特殊な矯正装置といえるでしょう。

 

 

 

適応症は?

T.P.は、基本的に軽度症例を対象としています。

具体的には、

・若干の捻転改善や空隙の閉鎖、軽度の叢生といった比較的軽度な症例

・ワイヤーを用いた矯正治療で緊密な咬合を確立できなかった症例(どうしてもワイヤー矯正を中断せざるを得なかった場合など)

・保定期間中の軽度の後戻り

などに用いられます。

 

 

 

作製手順

T.P.の作製はやや手間がかかります。

①~⑧の工程になります。

手順だけ列挙しますので、ここはサラッと読み飛ばしていただいて構いません。

①印象採得(歯の型どりのことです。)

②咬合採得(咬み合わせの採得です。)

➂咬合器装着

④セットアップモデル作製(この工程により、歯を動かすことが可能となります。)

⑤作業用模型の作成

⑥弾性材の圧接

⑦上下顎弾性材の接合

⑧研磨、完成

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どのように歯が動くのでしょう!

それではどのような装置で、歯はどのように動くのでしょうか?

百聞は一見に如かず。

動画をご覧ください。サルのクリック

 

配列された弾性材料の形態に合うように、歯が徐々に動いてくる様子がわかると思います。

歯の移動には数か月を要します。

1日や2日で、歯は動きませんのでご注意ください。

また、通常T.P.は長くとも半年程度で歯の移動が終わる症例にしか適用しません。

(使い方は様々ですが、本院では主にこのような用途に用います。)

 

 

 

T.P.とマルチファミリーは全くの別装置です。

本院ではマルチファミリー(筋機能矯正装置)という装置をよく使用します。

見た目は良く似ていますが、全くの別物です。

適用症例は全く異なりますので、ご注意ください。

詳しくは、本院HPの筋機能矯正装置をご覧ください。サルのクリック

 

 

 

まとめ

見た目はボクシングで使用するマウスピースにも見えますが、このT.P.は立派な矯正装置です。

治療方針の第一選択になることはほとんどありませんが、矯正治療のワンポイントリリーフとして重要な役割を担ってくれます。(それほど出番は多くありませんが。)

もし、ご自身の治療で使用する機会があれば、今回はどのような役割を担うのか?

担当医に是非、質問してみてください。

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